イギリス議会がEU離脱の協定案を否決!どうなるブレグジット
日本時間の午前4時にイギリス議会でメイ首相がEU側と取り纏めたブレグジットの協定案が否決されました。
寝ていたので実際には見ていませんでしたが、メイ首相は激務からか声も枯れ、普段の覇気もなかったそうです。
日本人的に見ると、土壇場で修正案まとめてきたのに議会であっさり否決されてしまいもはやかわいそうですらあります。
イギリスは紳士の国ではなかったのですかね。。。
/(^o^)\
EU離脱(ブレグジット)の今後のスケジュール
2019.3.12 EU離脱の協定案を議会採決
----- イマココ -----
2019.3.13 合意なき離脱案を議会採決
2019.3.14 EU離脱延期を議会採決
2019.3.29 EU離脱期限
本日13日の合意なき離脱が否決されなかった場合の影響は計り知れません。
EU離脱協定案否決の為替への影響
為替は大きく動いてはいますが、想定していたより動きの幅は小さめでした。
GBP USDチャートです。
12日20時頃(黄色の丸)
要人発言:コックス英法務長官がメイ首相の修正案に疑義
日本時間13日4時頃(緑の丸)
議会採決:EU離脱の協定案が否決
協定案が否決される見通しが高まった時点でポンドが大きく下落。
逆に協定案が否決された際の値動きは、見通しが決まった時点と比較すると小さいものでした。
EU離脱協定案否決の株式への影響
FTSE100(英国の株価指数)チャートです。
市場が開いた直後は下げましたが、すぐに反発し、結果プラスとなり取引終了しました。
株価に影響が出てくるのは実際に離脱が成立してからなのでしょうね。
EU離脱(ブレグジット)の今後の見通し
合意なき離脱はなく、延期になるのではないかというニュースが大半です。
現地で暮らしていた人間に聞いたところ、イギリスでは学生の中にも移民が多く、ブレグジット の影響で強制退去させられる可能性もあるそうです。
そうなると大学に通うことが出来なくなり単位が、、、という話まで出ているそうです。
日本のメディアは興味をひけそうなポイントしか伝えませんが、現地の不安・混乱はすでに相当なものだと考えられます。
しかしそういった異常事態にもかかわらず、議会は強硬な姿勢を崩さないので、正直、合意なき離脱はありえるんじゃないか?と思っています。
今週はイギリス株式・通貨に注目ですね。
お読みいただきありがとうございました(^o^)