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イギリスのEU離脱ブレグジットは延期!為替・株価への影響は無し

本日はイギリスのEU離脱、ブレグジット を延期するかどうかの採決の日でした。

当初からの読み通り、ブレグジットの延期が可決されました。

票数は賛成412、反対202でした。


EU離脱(ブレグジット)の今後のスケジュール

2019.3.12 EU離脱の協定案を議会採決
2019.3.13 合意なき離脱案を議会採決
2019.3.14 EU離脱延期を議会採決
----- イマココ -----
NEW 3.18-20 EU離脱の協定案を再度議会採決

A.20日に協定案が可決された場合

2019.3.20 EUに短期の離脱延期を申請
2019.3.21-22 EU首脳会議で離脱延期を議論
2019.6.30 延期が承認されれば、この日がEU離脱の期限

B.20日に協定案が否決された場合

2019.3.20 EUに長期の離脱延期を申請
2019.3.21-22 EU首脳会議で離脱延期を議論
2019.3.25 議会に離脱プロセスの主導権が移行
2021.3.29 延期が承認されれば、この日がEU離脱の期限
※このケースでは離脱延期の期限が1〜2年伸びると見られている。

C.離脱延期がEU首脳会議で否決された場合

2019.3.29 EU離脱期限

EUからの離脱を延期できる期間

EU基本条約第50条に定められた2年間の離脱交渉期間の延長にはEUの「全加盟国の合意」が必要ともされています。

個人的な見解としてはBの可能性が高そうではないかと見ていますが、フランスが延期に猛反発している様なので、Cもあり得ますね。

いずれにせよ、来週20日までに再度採決があり、22日までEU首脳会議が開かれるため、為替・株価にも注意が必要です。

出典:ロイターブルームバーグBBC


合意なき離脱案否決の為替への影響

本日はほとんど動かず。

GBP USDチャートです。

日本時間15日4時頃(緑の丸)
議会採決:EUからの離脱延期が可決

折り込み済みの情報では為替への影響はほとんどないことが分かります。


合意なき離脱案否決の株式への影響

イギリスの証券取引所は日本時間の17時半に開くので追記いたします。

混乱させているわりに、この2日間の英国株価は上がっています。


EU離脱(ブレグジット)の今後の見通し

取り急ぎ3日連続の採決が終わりました。

合意なき離脱が延期されたことで、最大の混乱はほぼ回避されたと見て良いのではないでしょうか。

来週は協定案がどうなるか(20日まで)EU首脳会議(21-22)に注目です。

本日もお読みいただきありがとうございました(^o^)